盲腸の症状
盲腸の正式名称は虫垂炎といいますが、盲腸とは大腸の一部器官を指すため、最近では虫垂炎と呼ばれることも多く、盲腸の痛みの症状の特徴は、腹部の痛みが少しずつ強くなっていきますが、自己判断が非常に難しく、「たぶん盲腸だ」などと決め付けていても、実際に検査を受けると、異なる症状であることがほとんどの症状でもあります。
盲腸の症状の痛みは、炎症という性質上から、急激な痛みが生じるものではなく、みぞおちの違和感が自覚症状となることが多く、症状がひどくなりますと、下腹部（右側）が痛くなりますが、痛みの場所や強さには個人差がありますし、あまり痛みを感じない方もおりますが、少しずつ痛みが強くなっていくので正常な状態ではないと判断できることが多いのですが、ほかに食欲低下、風邪のような症状が表れることもあり、微熱が生じて便秘や嘔吐を伴うこともありますので、風邪や食あたりと間違ってしまうこともあります。
盲腸の症状の痛みは、いずれにしても自己判断はできませんので、まずは医療機関で検査を受けてみることをおすすめしますし、盲腸の治療を得意とするのは消化器科、外科になりますが、症状を断定できない状態では、内科で受診するのが一般的でお子さんの場合は、小児科で受診することをおすすめします。
盲腸の症状の検査は、問診と触診が基本となりますが、問診と触診だけでは確実な診断は難しいため、超音波検査やCT検査などが必要になることもありますし、超音波検査やCT検査の場合は、設備が充実した医療機関でなければ検査は受けられませんが、盲腸の痛みの症状は自身で盲腸だと判断することは難しいため、最初は内科で検査を受けるのが一般的で、盲腸の可能性があると判断されれば、消化器科、外科などでの受診を勧められることもあります。
盲腸は治りやすい病気ではありますが、子どもやお年寄りの場合は注意が必要なのは、症状をうまく訴えることができなかったり、痛みが弱いので放置しておいたりして、炎症を重症化させてしまうことがありますので、軽度の症状であれば投薬で治せることが多いですが、重症化すると手術を勧められる可能性が高くなります。