盲腸の原因
盲腸の原因ですが、果物の種が虫垂に入り込むことで起こると言われていた盲腸炎ですが、近年ではこの可能性は低いことがわかっています。
昔は「スイカをよく食べる人は盲腸になりやすい」と言われていましたが、スイカをほとんど食べなくても発症する場合もありますし、スイカの果肉と種を一緒に食べても発症しない場合もありますので、果物の種が原因となるケースは皆無ではありませんが、可能性としては極めて低いと言われています。
盲腸の原因となる危険因子は、便秘やストレスで、便通が悪くなりますと体内に毒素が溜まりやすく、盲腸を誘発しやすいと言われていますし、肉体・身体的なストレスが要因となることもあり、季節の変わり目に発症しやすいのが特徴です。
盲腸になる明確な原因は、現在もわかっていませんが、生活が不規則だと発症しやすいのは確かなようですので、過度の疲労、暴飲暴食、便秘、寝不足、ストレスなどが原因となる場合もありますので、普段から規則正しい生活を心がけることが大切です。
盲腸の発症率は決して高くはなく、生涯において7％程度となっていますので、10人に1人未満の発症率ですから、あまり神経質になる必要はありませんが、「強い腹痛を感じたら病院へ行く」くらいの感覚でいいと思います。
盲腸は炎症という性質上から、腸内細菌やウイルスが虫垂に侵入することで起こると言われていますので、虫垂の血行不良により、免疫力が低下して感染しやすくなります。
便秘は血行不良の原因となるため、解消するように努め、食物繊維が不足すると便のカサが減り、便秘を促すことになりますので、豆類や野菜をたくさん食べ食物繊維（不溶性・水溶性）を意識的に摂ることをおすすめします。
便秘を解消するために、ヨーグルトも腸内の善玉菌を増やし、腸内環境を整えますし、ヨーグルトはスーパーやコンビニで販売されているものでかまいませんが、腸に届く前に死滅してしまうようでは意味がありませんので、腸内まで届くものをおすすめします。